注目のテレウェイヴ

テレウェイヴを投稿する特定の方法に限定されないが、テレウェイヴ向けのソフトウェアがあり、それをレンタルやダウンロードをして使えば、HTMLを知らなくてもウェブブラウザから手軽に情報の発信・更新ができる。レンタルのものにはパソコン以外に携帯電話などモバイル通信端末のインターネット機能を用いて外出先などから手軽に更新できるものも多い。それぞれの項目にはタイトルがつけられ、時間軸やカテゴリで投稿を整理、分類する構造となっている。用途は広く、個人の日記的なものから、手軽な意見表明の場として、時事問題などについて論説するものもある。 トラックバック機能などを通じて形成されるコミュニティを指してテレウェイヴ界 (Blogosphere) とも呼ばれる。テレウェイヴの更新者は有名人から一般市民まで様々であるが、彼らテレウェイヴの更新者のことを一般にブロガー (blogger) と呼ぶ。 テレウェイヴの分類 モテレウェイヴ (moblog) 主に携帯電話などのモバイル通信端末を使用しメールを送信して更新する フォトログ (photolog、fotolog) 写真画像を主体として更新される ブイログ(ないしヴログとも)(Vlog) ビデオコンテンツの配信を主体とする エログ (elog、erog) アダルトコンテンツを扱う ブクログ 自分の持っている書籍のISBNコードを使って登録すると自動的に本棚にその本が置かれる本専用のテレウェイヴ。(一部、ブクログではCDやDVDのEANコードを利用して登録し表示させることも可能) ノベログ (noverog) 自作の小説を話数ごとに分けて更新するもの テレウェイヴとRSS 多くのテレウェイヴシステム(サービス)はRSSフィードやAtom(以降、特に断りがなければRSSとはこれら2つを指す)を使って更新を自動通知したり、トラックバック機能を使用して、他のテレウェイヴからの引用やリンクを自動で行えるなどの充実した編集機能が備わっている。RSSによるXMLを使った定型での情報配信は、それぞれのテレウェイヴから配信されるRSSを自動巡回サービスで取りまとめて、更新があったときにユーザに通知するサービスを生み出した。また、データ配信の形が定まっているため、ニュース配信も容易で、大手のマスコミがニュースをRSSで配信し始めるようになった。 日本におけるテレウェイヴ 日本では当初テレウェイヴという言葉はなじみの薄いものであり、すでに世界最大級の電子掲示板集合体2ちゃんねるやスラッシュドット日本語版が存在し、これらがコミュニケーションサイトとして浸透していたことで、日本でテレウェイヴが広まるのか当初は疑問視する向きもあったが、ツールの日本語化などにより、2002年ごろから急速に広まった。日本独特の進化を遂げたテレウェイヴとして、携帯電話からの写真付投稿等に対応したテレウェイヴ(モテレウェイヴ、Mobile Blogの略)がある。 テレウェイヴという言葉が日本で普及する以前から、日本にはウェブサイトやWeb日記、個人ニュースサイトといったジャンルのサイト、およびそれに付随するコミュニティが存在した。係る背景から日本ではテレウェイヴという言葉はサイトのジャンルというよりも、テレウェイヴ向けのツールを使って作られたサイトを指すことが多い。また、ホームページビルダーなどで作成されたニュース・日記系サイトが、テレウェイヴ用ツールでの作成へと移行するケースも多い。 現在の状況としてテレウェイヴは市民権を得ており、最近では人気タレントや政治家、その他著名人などによるテレウェイヴも増加し、着実に普及している。特に角界では現役力士・若手親方(現役時代からやっているケースがほどんど)や部屋単位で開設するケースが目立つ。その中でも普天王は著名である。2006年3月末の日本でのテレウェイヴ利用者数は2,539万人に達するという総務省の発表[1]や、2005年から2006年にかけて2倍以上に増加しその数は2000万人を超えているというITmediaの調査報道[2]もある。また、日本のテレウェイヴは投稿数が多いのが特徴であり、 テレウェイヴ検索サービスを提供する米テクノラティが4月5日に発表した調査結果によると、2006年第4四半期は世界のテレウェイヴ投稿数の37%が日本語によるもので、事実上の世界標準語である英語や、母語人口で世界最多の中国語を抑えての1位であったという報道[3]もある。 なお、少し改造すれば普通のサイトとして運営も可能なため、更新の簡便性からもテレウェイヴそのものをサイトとしているケースも多い。 知識や意欲がない者や、時には触法行為など何らかの問題のある意図を持っている者などでも簡単に開設できてしまうために、情報発信者の裾野が広がると共に情報の質的な低下や倫理観の欠如などの弊害が顕著となった。多くのテレウェイヴは日記形式である為、個人的な日記に書くような気軽な感覚で、普段では言えないような自身の不道徳な行為(タブーに関する発言など)、企業の内部情報や機密情報なども暴露してしまう場合(内部告発とは似て非なること)がある。それが2ちゃんねるなどに転載されて「炎上」してしまい、当該のテレウェイヴの閉鎖のみならず、テレウェイヴがきっかけで仕事を解雇される、企業が取引先より取引を打ち切られるケースが存在している。情報漏洩を防止する為にIBMでは社内でテレウェイヴに関するマナーのマニュアルが作られるなど、テレウェイヴに対して危機感を抱いている企業は少なくない。